・チェリー
1970年デビューの、ニッサン初のFF乗用車。ただし、実際に開発したのは殆ど旧プリンス陣営。
軽快なスタイリングと乗り味で特にヨーロッパで好評を博すが、モデルチェンジした二代目のF‐Uでは大型化、更に個性的になりすぎた奇っ怪なスタイリングとダルな走行性能から一転不人気となる。
「チェリー」の名前が英語圏で不評だったため、’78年パルサーへ移行。
初代クーペのテールランプは’80年代には街道レーサーや暴走族がスカイラインに組み込むことも多かった。また、二代目クーペのキャノピー風のリヤウィンドゥは、今なおバニング系の改造パーツ「チェリールーフ」にその名を残している。あのガラスを初めてハイエース(キャラバンかも知らんが)のオデコに載せようと思いついた人は天才に違いない。
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・サニートラック
1971年、サニーが初代(B10)から二代目(B110)にモデルチェンジされるとトラックも同時にチェンジ。しかしその後はサニーのモデルチェンジとは関係なく継続して生産される。マイナーチェンジも数回実施され、’78年にはコーナーラバー付きバンパーに、’88年には角型ヘッドランプに変更。後年には本来の貨物車としての需要よりも『新車で買える旧型車』として人気を集めるが、1994年、惜しまれつつ生産停止。
サニートラック・ショートボディ この前の拙サイト100アクセス達成時に使ったイラスト。 なんでこんな画になってしまったのかは、本当に描き進めているうちにキャラクターが勝手に突っ走ってしまってのことなので説明しようがありません。 このサニトラ、パッと見はバンパーとミラーがクロームのものに替わっている以外は純正色にテッチンホイールのどノーマル。ところが中身は開けてビックリ玉手箱、ウェーバーツインのキャブターボ。3速でホイールスピンさせられます。 フツーなら、ここからより速いコーナリングのためのサスがどーだとか、最高速を伸ばすためのギア比はこーだとかなるとこですが、サスはノーマル、デフは強化型だけど工場の有りモノ、ミッションなんか4速のまんま(肩透かし)。「このエンジンがフケ切った瞬間の恍惚感に比べたら、コーナリングも最高速もどーでもよくなっちゃう(はぁと)」んだそーです。偏ったメカフェチの考えることは常人にはよくわかりません。 「…この上サスやデフの動きまでキモチよくなったら、恍惚を通り越してイッて失神しちゃって運転できないからよ」(マヤさん談) |
・エスカルゴ(S-Cargo)
1989年、日産のパイクカーとして「パオ」と同時にデビューした商用車。モチーフは言うまでもなく「カタツムリ」。ひと目見たら忘れられないインパクトがある外観は一見「デザインのためのデザイン」という感じだが、高さのあるカーゴスペース、商店の名前やイラストを大きく書き込めるサイドパネル、メーターを中央に設置してテーブル状にしたインパネ、更にそのインパネからシフトノブを生やして左右ウォークスルーを実現するなど、商用車としての使い勝手もよく考えられている。
エスカルゴ・キャンバストップ 夏、梅雨。梅雨といえば紫陽花と蝸牛。という事でエスカルゴです。 本当はサイドに紫陽花のデザインを入れようと思っていたのですが、忘れました。 急いで描かないと梅雨が明けてしまうと、アラが目だたなそうな水彩風にしてみたのですが・・・ 慣れない事はするもんじゃないですね(´・ω・`) 今や珍しくもなんともないインパネシフト、思えばこのクルマが日本発なのでした。 まんまツノっぽいコーナーポールは純正オプション、こんなところまでデザイナーが徹底的にノッて遊んだ感じが実に楽しい。 |